よい個体を作出する為に
グッピーをただ飼育するだけでなく、よりよい個体を作出しようと思うなら、「選別」は避けて通れない道です。
「選別」とは、沢山生まれてきたグッピーを「選び」「別ける」行為です。
具体的には、形の悪い個体、色の悪い個体、不用となる個体を文字通り「処分」して、必要な数だけ、個体だけ残すものです。
系統維持、またはブルーグラスのように子供が数種類の系統に分かれる品種も選別が必要になります。(ブルーグラスは、子供がブルーグラスの他にレッドグラス、ブラオも生まれてきます。)
ただし、必ずしも良い個体同士で繁殖させてもキレイな個体が出てくるとは限らないのがグッピー、はては熱帯魚の繁殖の難しい所ですね。
本当に良い個体を作り出す、得るためには膨大な時間と水換えなどの手間、エサ代、水道代がかかります。
あえて「処分しない」飼い方を。
しかし、管理人はこういった「選別」は好みません。理由は1つ。「可哀想だから」です。
グッピーの形や色が悪くても、やはり命なので、寿命まで飼って欲しいのが本音ですね。
幸い、グッピーの寿命は平均して10ヶ月程度です。熱帯魚の中ではかなり短い方ではないでしょうか。
「選別しない」為には、グッピーのオスだけを飼うか、オスとメスを水槽ごとに別けて飼うことをオススメします。
または、選別落ちした個体専用の水槽で飼って欲しい…。というのが管理人の本音です。
グッピーの飼い方は人それぞれですが、魚の命を無駄にしてほしくないですね。
「グッピーは選別するのが当たり前。何を言っているんだ」と怒られるかもしれませんが、管理人はそのように思っています。